ビタミンC、 ビタミンD、 ビタミンE


○ ビタミンC

 ビタミンCは体内で作ることのできないビタミンです。食べものから摂るわけで、みかん類やピーマン、パセリ、セロリ、キャベツなど含まれます。ビタミンCは、日本茶にも意外と多く含まれています。
 ビタミンCは、かつては「壊血病」を防ぐものとして脚光を浴びましたが、忘れてならないのは、
タンパク質の消化吸収を助けるという重要な役割です。鉄やカルシウムの吸収にも関わりますから、欠かすことのできない栄養素です。

 ビタミンCが不足すると細菌への
抵抗力が弱くなり、骨や歯などが弱くなります。ビタミンCは熱に弱いため生で食べるのが望まれます。小松菜などゆでるときは、さっとゆでて、ビタミンCを残すようにしましょう。とくにタンパク質を摂るときに、ビタミンCは必須です。肉や魚などには新鮮野菜を必ず添えましょう。


○ ビタミンD

 ビタミンDは丈夫な骨を作るのに欠かせません。丈夫な骨は、絶えまない骨代謝によって新しく作られ、ビタミンDはその代謝を促しますし、また腸からのカルシウムの吸収を助けます。

 骨の主成分であるリン酸カルシウムの代謝は、ビタミンDなしには不可能です。たとえカルシウムを充分に摂っても、ビタミンDが不足すると骨が軟弱になります。添加物の多い加工食品を食べていると、体内のカルシウムやビタミンB1が奪われ、それらが不足して奇病になる人もいます。

 ビタミンDを豊富に含む食品は小魚、海草、干しシイタケ、切干大根、ゴマ、クルミなどです。ビタミンDは穀物にも多く含まれています。米、麦、小豆、大豆、黒豆などにプロ・ビタミンDの形で存在し、それは紫外線の作用でビタミンDに変わりますから、短時間でも日光に当たることが必要です。とくに米や麦では、黒っぽいものほどビタミンDを含みます。玄米や半つき米、未精白の押麦などに含まれます。



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○ ビタミンE

 ビタミンEは美容面からも注目されています。妊娠や出産にも大きく関わります。ビタミンEはビタミンAの働きを助けて、脂肪の酸化防止の役割をします。脂肪が不完全に代謝されると血液が汚れ、肝臓が疲れ、しみやそばかすが出やすくなります。ビタミンEはこれを防止するのです。また、ビタミンEは筋肉を緊張させ、肌のしわを防ぎます。内臓の筋肉の働きも強くしますから心臓を強くし、肝臓、腎臓、胃腸などの諸器官をすべて強化します。つまり美容効果だけでなく、内部から美しく強くしてくれる優れたビタミンといえるでしょう。

 ビタミンEは玄米や小麦などの胚芽に多く含まれます。また、大豆、ゴマ、タラの芽や、木の芽などにも含まれています。不足すると流産したり、生殖作用が弱くなるといわれます。顔色も汚くなります。不妊症だった人が玄米を食べて、ゴマや海草、小魚などの自然食することで子宝に恵まれたケースもあるそうです。

■やっぱりお米
■小麦粉は白い?
■緑黄色野菜
■野草はすごい
■果物は野菜の代わり?
■ゴマはカルシウムの王者
■貧血には野菜
■体によい「酢」
調
■ビタミンA
■ビタミンB
■ビタミンC、D、E
■砂糖は摂り過ぎない




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